こんにちは。hug-mamaです。
就学相談の時期になると、「支援級と通常級、どちらがいいのか」と悩まれる方は多いと思います。
我が家の長男は、特別支援学級(情緒)に在籍しています。
今回は、支援級を選んだ経緯と、選んでみてどうだったか。
そして、選んだ後に気づいた「見落としていたこと」についてお伝えしたいと思います。
就学に向けて、自分から動いた
長男が診断を受けた頃、気づいたことがありました。
療育や福祉との連携は、思っていたよりずっと早く、前倒しで動いていくということです。
「診断を受けて、支援がつく頃には、もう小学校に向けて動き出さないと間に合わないのでは」
そう思って、妙に慌てたのを覚えています。
当時、周りに特性のある子を育てている親はいませんでした。
相談できるママ友もいない。
だから、ネットや書籍をひたすら調べて、それをもとに学校や役所に問い合わせました。
今、同じように一人で調べているお母さんがいたら、あの頃の私と同じ気持ちかもしれません。
迷ったのは「支援級かどうか」ではなかった
よく「支援級にすると周りの目が気になる」「学習が遅れるのでは」という不安を聞きます。
でも正直に言うと、私はそこはあまり心配していませんでした。
私が怖かったのは、別のことでした。
当時の長男は、友達との関わりでトラブルになることが多く、うまくいかない経験が重なるたびに、自尊心が傷ついていくように見えました。
その様子を見ているのが、辛かった。
だから私の不安は、「支援級にしたらどうなるか」ではなく、
「無理して通常級に行かせたら、この子はもっと傷つくのではないか」
の方でした。
30人以上のクラスの中で、うまくいかない経験を毎日積み重ねること。
それが一番怖かったのです。
医師や学校に「支援級で考えています」と伝えると、特に引っかかることもなく「そうですね」という反応でした。
方向性は、周囲から見ても妥当だったのだと思います。
学校見学にも行きました(我が家は夫が担当しました)。
家族の間で意見が割れることもなく、就学先は支援級に決まりました。
入ってみたら「至れり尽くせり」だった
前提知識がなかったので、支援級がどんな場所か、正直よくわかっていませんでした。
入ってみての率直な感想は、「思っていた以上に手厚い」ということでした。
連絡帳や先生とのやり取りが密にできる。
日々の様子が細かく共有される。
通常級で30〜35人を1人の先生が見ることを考えると、むしろありがたい環境でした。
そして印象的だったのは、担任の先生だけでなく、学校中の先生に声をかけてもらえたことです。
「学校全体で見守ってもらえている」
そう感じられたことは、親としてとても心強いものでした。
それでも、見落としていたことがある
ここまでなら「支援級を選んでよかった」という話です。
実際、今のところ、あの選択は間違っていなかったと思っています。
でも、長男が大きくなってから、気づいたことがあります。
手厚い環境の中でも、本人は無理をしていたのです。
長男にとって学校は「行くのが当たり前」「やらなくてはいけないこと」でした。
そこに選択の余地があるとは、本人は思っていなかった。
そして私も、「合う環境を選んだのだから大丈夫」と、どこかで思っていました。
環境を選ぶことと、その中で無理をしていないかを見続けることは、別のことだったのです。
もしもっと早く、「辛い時は行き方を調整するという道もあるよ」と示せていたら。
高学年になってからの苦労は、少し違っていたかもしれない。
そう思うことがあります。
▶︎短時間登校という選択ー我が家の記録まとめ【発達特性のある子の立て直し】
これから選択する方へ
就学先の選択に、正解はないのだと思います。
我が家の場合は、支援級を選んで、手厚い支援に助けられてきました。
その上で、あの頃の自分に声をかけられるなら、こう言いたいです。
「選択はゴールじゃないよ。選んだ後も、この子が無理をしていないか、見続けてあげてね」
環境選びは大切です。
でも、どの環境を選んでも、子どもはその中で頑張ります。
頑張れる子ほど、無理が見えにくくなります。
級の選択で悩んでいるということは、それだけお子さんのことを考えているということ。
その目を、入学後も持ち続けることが、一番の支援なのかもしれません。

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