こんにちは。hug-mamaです。
3月です。毎日乱高下する気温と同じく、気持ちの乱高下も多い季節です。我が家は長男起因の体調不良に家族で見舞われました。体力のある長男はいつも早々と家族にうつして自分はさっさと回復します。
体調を崩すと、てきめんに心も不安定になりますよね。この時期は特に、体調管理に気を遣う毎日です。
発達特性のある長男にとって負担だった園行事
前回は小学校入学に向けて、約1年前から動き始め、校区外小学校の特別支援クラスへの進学を決めたこと、放課後の居場所探しについてお伝えしました。
今回は支援が必要とわかって以降の学校生活、特に行事へ向き合ったことについてお伝えします。
こども園の園長先生に耳が良すぎることを指摘されて以降、長男の様子を観察していると、やはり人が集まる時に不安定さが増すようでした。集会にはほとんど参加できず、クラスでの集団活動も加配の先生と少し距離をとりながら部分的に参加するという状況でした。
特に大型の行事となると、数週間に渡って学校全体がそこを目指して動くため、本人にかかるストレスも大きく、日々の過ごし方、本番対策などの対応はかなり難しかったです。
思い起こせば長男は以前から、運動会や発表会などの前には決まって不安定になりました。やる気に満ち満ちていたかと思えば、急に意欲を失うような態度が見えたり、過度の興奮や疲れなどが見られました。聴覚が鋭さから、大きな音楽やマイクの音、園児が集まってワイワイする声に強いストレスを感じていたのだと思います。
それに加えて、園全体の雰囲気も影響しているようでした。特に年長クラスになってからは、学校全体で「さすが年長さん」「もうすぐ一年生」「小学校で恥ずかしくないように」といった声掛けが日常的になされ、学校全体で年長さんを盛り上げているような雰囲気に包まれていました。
多くの子どもたちにとって、こうした励ましが成長を促すのでしょう。長男も本人なりに小学校進学を楽しみにし、年長さんらしく頑張りたいという前向きな気持ちを持っていました。
運動会に向けて家庭でできたこと
ただ、実際はなかなか落ち着いて過ごせず、お友達と一緒の活動ができないことも多かったのが現実です。先生の期待する「かっこいい、しっかりした年長さん」に自分はなれないという劣等感を感じているようでもありました。
それ以外にもクラスメイトが練習を重ね上達するのを目の当たりにし、自分が置いてけぼりにされていることに、恥ずかしさを感じている様子が見られました。
人の目を気にするほどに成長したんだな、と少し嬉しくなりましたが、本人にとっては自尊心にかかわる一大事だったのだと思います。家庭でできる対策として、自宅でも音源や振り付けを探して練習し、穴埋めをするようにしました。短時間でも一緒に取り組むことで練習不足を多少カバーできました。
ただでさえ不安定な日々の中で、さらに運動会の練習が重なり、正直かなり大変でした。ただ、必死になりすぎて親子ともに疲弊することは避けたかったので、あくまでも日々、少しずつ、焦らない、ということを自分に言い聞かせていました。
うまくいくことばかりではない、それでも積み重なる経験
こうして迎えた運動会当日。「待ち時間が待ちきれない」という行事時ならではの心配をよそに、長男は立派に自分の出番をこなすことができました。半年〜1年前より明らかに成長した姿に、本人の「伸びる力」を感じました。(以前の行事の様子は、夕涼み会の記事でも書いています)
園長先生からは、こう言っていただきました。
「お母さん、この子は大丈夫。直接できなくても、しっかり『見取り稽古』をして来たんですから」
その言葉を聞いたとき、心がほわっと温かくなり、見守りの懐の深さに胸がいっぱいになりました。あのひと言は、今でも私の支えです。直接参加できなくても、本人の気持ちがあればいい。できる支援を重ねながら、見守っていけばいいのだと、思えるようになりました。
その後も発表会やマラソン大会、お別れ遠足、卒園制作など、年長クラスならではの行事が目白押しでした。学校生活において、年度末の忙しさは毎年のこととはいえ、最終年度はその何倍も多いように感じました。
正直、全ての行事が運動会のようにうまく行ったわけではありませんでした。日々日々、一進一退、といった様相です。ただ、数をこなすことで少しずつ本人と私たち親の経験値が積み上がっています。
卒園式で見た長男の姿
こうして迎えた卒園式の日。長男は年長クラスの最後に入場しました。途中で多少動きつつも、きちんと椅子に腰掛け、順番を待てました。
その日、最後に名前を呼ばれた長男は、修了証を頭上に高く掲げました。それが偶然だったのか、先生方の思いがあったのかはわかりません。でも私には、あの姿が、この2年間を象徴しているように思え、涙が自然と溢れました。
日々を過ごすだけでも精一杯だった時期もありました。それでも先生方に見守っていただきながら、こんなにも成長した姿を見せてくれたことを、心の底から嬉しく思いました。
本人にとっては、周りと同じようにできないことも多く、戸惑いや焦り、不安や苛立ちもあったと思います。それでも、あの日、胸を張って修了証を掲げた姿は、確かにここまで歩いてきた証でした。
小学校への入学を控え、これから先にも課題はあるでしょう。けれど、積み重ねれば前に進めることを、私たちはもう知っています。
次回は、小学校入学についてお伝えします。


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