短時間登校を始めた理由ー学校がつらくなった子の「立て直し」を考えた話

成長記録

こんにちは。hug-mamaです。

全国的に天気が不安定ですね。これが終わると長い夏が来ると思うと、雨も悪くないのですが、体と心はバランスを崩しがちです。

長男にとって、新年度は毎年大きな負荷がかかる時期です。

環境の変化が苦手なことは、以前からわかっていました。

それでも今年度の始まりは、今までとは少し違う荒れ方をしていました。

「頑張れば乗り越えられる」という段階を、もう超えていたのかもしれない。

今振り返ると、そんなふうに感じています。

頑張れる子だから、気づくのが遅れた

今回のことを振り返って、改めて思うことがあります。

長男は「学校に行きたくない」とは、あまり言わない子でした。

嫌なことがあっても、その場では頑張ってしまう。

だからこそ、限界を超えてからでないと、こちらが気づきにくいところがありました。

以前、学習の遅れに気づくのが遅れた時もそうでした。

「理解力はある」「できることも多い」

そう言われていたからこそ、本人が抱えている困り感を見落としていた部分があったと思います。

できることがあることと、毎日を楽に過ごせていることは、別なのかもしれません。

長男が小さい頃、発達特性はあるけれど、環境を整えていけば大きな問題なく成長していけるのではないかと思っていました。

でも今は、長男は私が思っていた以上に、日々たくさんの刺激や困難と向き合っていたのかもしれない、と感じています。

だからこそ、本人に合った方法を一緒に探していく必要があるのだと思っています。

学校が「しんどい場所」になっていた

今年度に入り、荒れ方が強くなりました。

医師に緊急で相談し、その後、学校・放デイ・家庭で支援会議を行いました。

そこで今の状況を整理していく中で、少しずつ見えてきたことがありました。

学校でうまくいかないことが重なる

学校で嫌な経験が増える

先生に対して「注意される」「怒られる」という印象が強くなる

学校そのものが負担の大きい場所になる

そんな流れができていたのだと思います。

もちろん、先生方が長男を困らせようとしていたわけではありません。その時その時で必要な対応をしてくださっていました。

ただ、長男の場合は、出来事を強く受け取りやすいところがあります。担任の先生だけではなく、廊下や他の場面でたまたま関わった先生とのやり取りも、長男の中では「学校で起きたこと」として積み重なっていったのだと思います。

まずは、この流れを変えなければいけない。関わる大人たちの間で、そこが共有されました。

「来てほしくないのでは」と思ってしまった

その中で、特別支援学級の先生からいくつか提案がありました。そのひとつが、短時間登校でした。

最初に聞いた時、正直、少し複雑な気持ちになりました。

「先生たちは、長男に毎日来てほしいとは思っていないのかな」

そんなふうに受け取ってしまった部分もあります。

でも今振り返ると、あの提案は長男に必要なものだったと思います。先生方も、保護者がどう受け止めるかを考えながら伝えてくださっていたのだと思います。受け入れることが難しい家庭もある中で、慎重に言葉を選んでくださっていたのかもしれません。

まずは「心の疲れ」を減らすことから

短時間登校(1〜2時間)を始めました。

最初は、「学校に行く時間を減らす」ということに不安もありました。

でも長男の場合、必要だったのは、さらに頑張らせることではありませんでした。頑張り続けた結果、心の疲れが限界に近づいていたからです。医師からも、まずは負荷を下げて、疲れ切った状態を立て直すことが必要だという話がありました。

怒る回数が増える。一度崩れると、戻るまでに長い時間がかかる。

それは本人の我慢が足りないのではなく、受け止められる範囲を超えていたのだと思います。

だからまずは、つらい経験を減らすこと。いっぱいになってしまった心に、少しずつ余白を作ること。そこから始める必要がありました。

目的は、登校時間を増やすことではありません。

まずは、

「今日は学校で嫌なことが起きなかった」
「学校に行っても大丈夫だった」

という経験を積み重ねることでした。

少しずつ変わり始めたこと

短時間登校を始めてから、少しずつ変化が出てきました。

爆発的に荒れることが減りました。小さなイライラや混乱はまだあります。でも以前のように、大きく崩れて長時間戻れない、ということは少なくなりました。

毎日、家庭でも学校でどう過ごすかを一緒に確認しました。

「今日はここまでやってみよう」「難しかったら別の方法にしよう」

予定通りにいかなくてもいい。第二案、第三案があっていい。その感覚が少しずつ伝わってきたように感じます。

学習面でも、家庭と学校で内容を合わせながら進めています。クラスメイトと同じ活動に参加できたり、1教科ですがテストまで受けられたりするようになりました。プールや図書館など、長男が好きなことから始めて「できた」という経験を積んでいる途中です。

親として考えること

一方で、家庭でのフォローの度合いは増えました。

学校での過ごし方を考え、本人の様子を確認し、翌日の準備をする。限られた時間の中で、下の子とのバランスも気になっています。

正直、大変です。仕事との両立についても、改めて考える時期に来ています。

でも、自分の中で大切にしたいことは以前よりはっきりしました。子どもたちが安心して過ごせること。今はそこを優先したいと思っています。 

このころの長男はまだ、学校へのイメージを書き換えている途中でした。

すぐにすべてが解決するわけではありません。これから先も、親子で考えることや工夫することは続いていくと思います。

それでも、長男が自分らしく過ごせる場所や方法を一緒に探していきたいと思っています。

次回は、少し安定してきたことで見えてきた、新しい課題についてお伝えします。

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