こんにちは。hug-mamaです。
4月になりました。天気の移り変わりが目まぐるしく、体も気持ちもなんとなく落ち着かない日が続いています。春休みも後半に入り、子どもたちも少しずつ新学期を意識し始める頃ですね。
特性のある長男は、こうした季節の変化にも影響を受けやすく、体調や気持ちの波が出やすい時期でもあります。無理をさせすぎず、それでも少しずつ心の準備ができるようにと、毎年この時期はバランスを取りながら過ごしています。
パニックの前に現れていた「サイン」
前回は、小学校入学後の約1カ月で見えてきた成長と、その裏で少しずつ溜まっていったストレスについてお伝えしました。
今回は、そのストレスが限界に近づいたとき、長男にどのような変化が現れていたのか、そして大人側がどのように向き合おうとしていたのかについて書いていきます。
振り返ると、長男はパニックになる前、必ずサインを出していました。
目が合いにくくなる。言葉が出にくくなる。こちらの声が届きづらくなる。
ほんの小さな変化ですが、普段は会話もスムーズにできる長男だからこそ、「たまたまかな」と見過ごしてしまいやすいものでした。
きっかけは、予定の変更や見通しが立たないこと、音が多い環境など様々でしたが、はっきりと理由が分からないことも少なくありませんでした。
ただ一つ言えるのは、このサインを見逃すと、そのままボルテージが上がり続けてしまうということでした。
そして限界を迎えたとき、長男の様子は一変します。
四つん這いになって威嚇するような声を出したり、言葉が出なくなり、目を合わせることも難しくなります。大きな音を出したり、手が出てしまうこともありました。
こうなると、落ち着くまでにはかなりの時間がかかります。未就学の頃は、元の状態に戻るまでに2時間以上かかることもありました。
当時は、本人も大人も、何が起きているのか分からないまま、ただその時間をやり過ごすしかありませんでした。
ただ、混乱の中にあっても、長男の目はどこか助けを求めているようにも見えました。
家庭では起きていなかった理由
こうしたパニックは、学校や療育では頻繁に見られる一方で、家庭ではほとんど起きていませんでした。
最初はその違いが分からず、状況の共有や対策を揃えるのに時間がかかりましたが、あとになって気づいたのは、家庭では「限界に達する前」に対応できていたということでした。
明確に意識していたわけではありませんが、日々の中で長男の小さな変化に気づき、無理をさせないように調整していたのだと思います。
学校や療育でも同じように過ごせるようにと、関係者が集まる場では、「本人にとって安心して過ごせる環境を整える」という方向で認識を揃えていきました。
子どもにとって、学校や放課後等デイサービスは家庭よりも長い時間を過ごす場所です。だからこそ、その時間をどう過ごせるかは、とても大きな意味を持つと感じていました。
大人の関わり方が難しい理由
長男のように、普段は会話がスムーズにできる子の場合、限界が近づいている状態でも「話せば分かるのでは」と考えてしまいがちです。
実際に、私自身も含めて、周りの大人は限界に近づくほど言葉を重ねてしまう傾向がありました。
でも、それがかえって長男にとっては負担となり、パニックを助長してしまうことも少なくありませんでした。
本来であれば「話し合いで解決する」というのは理想的な方法です。
ただ、それが通用しないタイミングがあるということを理解し続けるのは、簡単なことではありません。
さらに、学校・家庭・療育と関わる大人が増えるほど、対応のばらつきも生まれやすくなります。
特性のある子にとっては、大人ごとに対応が違うこと自体が混乱の原因になることもあります。
だからこそ、「どう関わるか」を揃えていくことは、とても大切な課題でした。
サインに気づけるように
長男の様子は、決して突然大きく崩れていたわけではありませんでした。
その手前には、必ず小さなサインがありました。
そのサインに気づけるかどうか。
そして、その時にどんな関わり方を選ぶか。
それが、その後の過ごしやすさを大きく左右していたように感じています。
次回は、こうした気づきをもとに、学校・家庭・療育の関係者でどのように考えを共有し、具体的な対応を整えていったのか、「本気の作戦会議」の中身についてお伝えします。


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