発達特性のある長男、小学校入学へ ― 不安と期待が入り混じった入学前の日々

成長記録

 こんにちは。hug-mamaです。

 3月とはいえ、寒い日も多いですね。日本中で雪が降ったり暖かく天気が良かったり、今年は「三寒四温」も激しく感じるなぁ、と思ったのですが、毎年そう思っているような気もしています。

 前回は特性を持つ長男の年長クラスでの行事参加の様子と卒園までをお伝えしました。年中クラスへの進級時にこども園へ転園したことを機に特性がはっきりと現れ、以来、本人にとって安心できる場所を作るために奮闘しました。

 診断や福祉とのつながりによって、本人への支援を整え、少しでも日々を過ごしやすくすることを意識した2年でした。環境が変わることが一番のストレスになる長男ですが、成長は著しく、課題は次々と現れました。行きつ戻りつの一進一退を繰り返す日々。それでも信頼できる方に支えられ、こども園の卒園を迎えました。

 こども園時代の出来事をまとめた記事はこちら
▶︎【まとめ】こども園編(特性の気づきから卒園まで)

 今回は、期待と不安が入り混じる小学校入学前から入学までの様子と親がした対応についてお伝えします。 覚悟はしていましたが、未就学児時代との差はかなり大きいものでした。

小学校入学を前に揺れる長男の気持ち

 小学校進学については約1年前から準備を進め、校区外の公立小学校、特別支援クラスへの進学を決めました。 

 こども園時代の友達が一人もいない学校への進学となりましたが、支援体制や施設、放課後の居場所などさまざまな点から選択しました。 

 小学校の進路を検討した経緯については、こちらの記事にまとめています。

 ▶︎小学校入学というハードル。1年前から始めた準備と、わが家の決断

 集団生活はなかなかできないものの、心の中では一緒に遊びたいし、お友達を作りたいと思っている長男。新たな出会いに胸を高ならせているようでした。一方で「かっこいい一年生に自分はなれないのでは」と大きな不安も抱えており、入学前は特に安定しない日々を過ごしていました。

事前に学校の様子がわからない不安

 私たち夫婦にとっても子を小学校へ入学させる初めての経験です。小学校入学が保育園、こども園と全く違うということに気づくのに時間がかかりませんでした。

 校区変更を伴う進学だったこと、友達がいないこと、場所が変わること。気がかりな点はいくつもありました。さらに時間割があってやることが決まっている、授業中は座って授業を聞く、全体指示、見通しを立てて動く、など一つ一つが長男にとって途方もないハードルでした。

 特支クラスと普通クラスの違いも、我が子の場合のカリキュラムがどうなるのかも分かりませんでした。

 本音を言うと、せめて入学前に教室の見学や担任の先生との面談などを行いたいと考えていました。学校に事情を説明した上で問い合わせましたが、新年度が始まって以降しか受け付けられないとの回答でした。

 致し方ないと思いつつ、想像だけで本人に心の準備をさせるのは、正直かなり難しいことでした。

 特に特別支援クラスがどんな雰囲気なのか、普段どう過ごすのかが分からないままでは、長男に安心して説明することができなかったからです。

 こうした点をこども園で相談すると、園から小学校へは文書で一人一人の申し送りがあるとのことを教えてくれ、「これまでのことも含めきちんと伝えていますので、大丈夫ですよ」と励ましていただきました。このときは、そこに期待するしかありませんでした。 

 足りない情報をネットで調べ、整理しましたが、自治体ごとにばらつきがあり、居住する自治体の小学校に関する情報、特に特支クラスに関する情報はほとんどありませんでした。

家庭でできた入学準備

 そんな状況でも家庭でできることとして、入学の数カ月前から家族で何度も学校に足を運び、雰囲気を感じ取れるようにしていました。土日に訪れることが多く、子どもたちのいない静かな校内でしたが、こども園の何倍も大きな学校に、長男は胸を膨らませ、ワクワクしている様子でした。

 ランドセルや筆箱など、小学校で使う道具を一つ一つ準備する中でも、持ち物にはあまり関心のない長男に声をかけながら、「一年生になるんだね」という気持ちを少しずつ育てていきました。

 入学式の数日前には、特別支援クラスの子を対象としたリハーサルに参加しました。初めての状況に戸惑わないようにという学校の配慮で、体育館で入退場の流れを一通り体験することができました。

 この時は比較的落ち着いて参加できていましたが、並べられた椅子の多さを見て、「本番ではこれだけの人がいる中で参加することになるのか」と思うと、やはり簡単ではないだろうと感じていました。

迎えた入学式の日

 入学式の日、長男は体に対して大きなランドセルを背負って期待で胸を膨らませていました。朝からワクワクを止められず、落ち着く様に何度も声かけをしたほどでした。

 学校に到着後はクラス発表、各クラスへの移動ののち、父母は体育館への移動を案内されました。これまで目と手の届く範囲にいた長男が急に成長した様な気がしました。

 ただ、数日前のリハーサルで練習した手順での入場はやはり難しく、全員が入場した後にクラスの最後尾に補助の先生が連れてきてくださいました。もじもじとよく動いてしまいましたが、なんとか最後まで自分の席で過ごし、式の最後にはクラスのみんなと退場することができました。一年生は他にもキョロキョロしたりじっとできない子がいたので、「そっか、みんな一年生だものね」と微笑ましく観察していました。

 式の後、クラスに戻ってからの時間もなんとか過ごし、初日をやり遂げました。この日は親子ともにへとへと。下校時に校門前で撮った写真には、不機嫌そうにこちらを睨む長男が写っています。

 でも、これが初日。ここからが小学校生活のスタートです。

 次回は入学後に特別支援クラスへの参加や遠足の様子をお伝えします。

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