短時間登校で変わったことー「行きたい気持ち」と「立て直す必要」の間で考えたこと

成長記録

こんにちは。hug-mamaです。

前回、長男が短時間登校を始めることになった経緯を書きました。

短時間登校を始めた理由ー学校がつらくなった子の「立て直し」を考えた話
発達特性のある子の短時間登校について、始めた理由や変化を記録しています。学校での疲れが限界に近づいた時、親子でどのように立て直したのか。学校との連携、登校調整、家庭での支援について実体験をもとに紹介します。

今回は、短時間登校を始めてから長男に起きた変化について書きたいと思います。

短時間登校という選択をした時、私の中には迷いがありました。

「学校に行く時間を減らして、本当に大丈夫なのだろうか」

「本人は行きたいと言っているのに、親が止めていいのだろうか」

そんな気持ちがあったからです。

でも今振り返ると、あの時必要だったのは、さらに頑張ることではなく、まず立て直すことでした。

「行きたい」という気持ちはある。でも今はそれだけでは判断できない

長男は、学校に行きたくないと言っていたわけではありません。

むしろ、

「学校に行きたい」

という気持ちはありました。

だからこそ、私も判断に迷いました。

嫌がっているなら休ませる。

でも本人が行きたいと言っているなら、できるだけ行かせてあげたい。

親としては、そう思ってしまいます。

以前、医師に相談した時の言葉が印象に残っています。

「本人がやりたいと思う気持ちは大事です。でも、今の状態でそれを続けられるかは別に考えた方がいい」

そんな話でした。

頑張ろうとする気持ちがあることと、本当に今それをする力が残っていることは、同じではない。

そのことを考えるきっかけになりました。

まずは「いっぱいになった状態」を戻すことから

長男の場合、問題は「学校に行くこと」そのものではありませんでした。

頑張り続けた結果、心の疲れが限界に近づいていたことでした。

怒る回数が増える。

一度崩れると、戻るまでに長い時間がかかる。

以前なら切り替えられていたことでも、難しくなる。

それは本人の努力不足ではなく、受け止められる範囲を超えていたのだと思います。

医師からも、疲れが溜まっている状態だという指摘がありました。

だから必要だったのは、もっと頑張らせることではなく、

まず負荷を下げること。

嫌な経験を減らすこと。

「学校に行っても大丈夫だった」という経験を積み直すこと。

そこから始めることにしました。

小さく始めた短時間登校

短時間登校は、最初から「毎日この時間に行く」という形ではありませんでした。

その日の状態を見ながら、

・1時間だけ行く
・朝少し遅れて行く
・好きな授業だけ参加する
・先生に挨拶だけしに行く

など、小さなステップを試しました。

正直、最初は仕事との調整もあり、

「できるならこのくらい行けたら」

と思う気持ちもありました。

でも、以前とは違う視点で考えるようになりました。

学校に行くことが目的ではない。

長男が学校で安心して過ごせることが目的。

そう考えると、「今日はここまで」という判断もしやすくなりました。

長男自身が「全部行く」と言う日もありました。

でも、そこで無理をしてまた大きく崩れるなら、今はその時ではない。

本人の意欲は大切にしながら、大人が状態を見る。

そのバランスを意識しました。

思っていたより早く見えた変化

短時間登校を始めて、変化は比較的早く出ました。

1週間ほどで、

「あれ、少し違うかもしれない」

と感じました。

もちろん、すべてが解決したわけではありません。

イライラする日もあります。

難しい日もあります。

でも以前のような大きな爆発や、長時間戻れない状態は減りました。

学校に対して積み重なっていた「嫌な場所」というイメージが、少しずつ変わってきたのだと思います。

「できた」を積み重ねる場所へ

短時間登校の目的は、登校時間を増やすことではありませんでした。

まずは、学校で嫌な経験ばかりではないと思えること。

安心して過ごせる時間を増やすこと。

その結果、少しずつ次のことにも取り組めるようになりました。

家庭と学校で学習面の調整をして、クラスと同じ単元に取り組むこと。

本人が好きなことから学校での経験を広げること。

特に本人の得意なことが、学校での自信につながる場面もありました。それはまた別の記事に書きたいと思います。

まだ途中ではありますが、「学校=つらい場所」だけではなくなってきています。

それでも、まだ途中です

短時間登校で落ち着いてきたとはいえ、毎日順調というわけではありません。

行ける日もあれば、難しい日もあります。

少し前進したと思ったら、また新しい課題が見えてくる。

そんな繰り返しです。

でも以前とは違います。

目の前の問題だけを見ると、苦しくなることがあります。

「また振り出しに戻った」と感じることもあります。

でも周囲に相談すると、

「前に進んだからこそ、次の課題が見えてきた」

と思えることがあります。

長男の成長は、一直線ではありません。

行きつ戻りつしながら、親子で方法を探している途中です。

親として考えること

今回のことで、私自身の役割も変わったように感じています。

以前は、夫婦で何とか調整して回すことを意識していました。

でも今は、長男の一番近くで状態を見ている私が、必要なことを周囲に伝えていく役割を担うのだと思っています。

余裕がなくなることもあります。

下の子への影響が気になることもあります。

仕事との両立について考えることもあります。

それでも、今の長男に必要な支えを優先したい。

その気持ちは、以前よりはっきりしました。

長男は今も、学校との付き合い方を探している途中です。

そして親子で探す旅も、まだ続いていくのだと思います。

次回は、少し安定してきたことで見えてきた「友達との関わり」という新しい課題について書きたいと思います。

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