順調に見えるからこそ迷うー夏休み明け、短時間登校の再スタートで感じていたこと

成長記録

こんにちは。hug-mamaです。

高学年になった年の1学期、長男はいつも以上に荒れました。

長男はもともと年度替わりが苦手で不安定になりがちでしたが、この年はいつも以上でした。

このままでは学校に行けなくなってしまうのでは、と考え始めていたときに先生からの助言もあり取り組んだのが短時間登校でした。高学年になったばかりの頃の様子について、以下の記事でまとめています。

短時間登校という選択ー我が家の記録まとめ【発達特性のある子の立て直し】
学校がつらくなった発達特性のある長男が、短時間登校で立て直していった記録のまとめです。始めた理由、親の迷い、友達関係や学習の変化、相談の大切さまで、時系列で読めるように整理しました。

その1学期を短時間登校でなんとか乗り切り、夏休みに滑り込みました。

夏休みが終わり、短時間登校を再開して1週間が経った頃の話です。

結論から言うと、かなりいい感じで進んでいました。

でも、順調だったからこそ、ちょっとした迷いも生まれました。

当時の様子ー給食前の数時間が基本

毎朝、その日の時間割を長男と一緒に組んでいました。

基本は1時間目から3時間目まで。その頃は4時間目まで受けられる日も増えてきて、給食まで食べて帰ってくることもありました。

短時間登校の目標としては、きつさから回復すること、学校への嫌なイメージを上書きすることがあったので、自立活動(読書や絵を描くこと)、プログラミングなど、本人がストレスなく取り組めることを散りばめました。

当初は2〜3時間のうち教科は1つくらい、ということもありましたが、その頃は計画の時点で「自立活動は1日1つまで」と話すようになっていました。

ただ、学校では何が起こるかはわかりません。思いのほかストレスを感じる出来事があって、落ち着かないことも多かったのも事実です。

毎日の計画を自分で立て始めた頃、長男は一度決めた計画は必ず守らなければならない、と感じていたようです。計画通りにできないことを悔やむ様子や、予定通りにできないことを想定して計画を立てること自体に抵抗する様子が見られました。

根気強く「計画はあくまでも計画。きつければ計画を変えてもいい。予定は未定」ということを伝えました。その上で、計画通りに行かなかった日も、実際にできたことを認めることを繰り返しました。次第に長男本人も、事前に計画を立てることへの抵抗感が薄れていきました。

登校後は1時間ごとに先生と相談しながら、計画通りに進めるのか、別の取り組みをするかを確認して進めているようでした。

こうした取り組みができたのは、安心して学校に通い続けることを当面の目標にしていることを、先生と共有できていたことが大きかったです。一方で学習面は家庭で可能な限り取り組み、進度などについて常に共有・相談させていただいていました。

勉強面については、長男は漢字の書き取りのほかに、算数などで教科書に沿って段階的に行う学習が苦手でした。一気に説明されれば理解できるのに、10行かけて少しずつキーになる数字を出していくような進み方だと、途中経過を回りくどく感じてしまうようで、かえって混乱するようでした。

ドリルのように問題がずらっと並んでいれば解けるのに、文章題や解説になると、どうも文章量そのもので難易度を測っている節がありました。

せっかく計画通りに組み込んだ教科の時間。前向きに取り組み始めたものの、板書を見ただけで拒否反応を起こす日も少なくありませんでした。

そんな時には先生と長男が相談し、予備として用意してくれたドリル問題をひたすらに解いていく、という学習に切り替えるといった工夫もこらしていただきました。

もう少し頑張れるのでは、と思った瞬間

長男は「きつい」と口癖のように言っていました。

ただ、実際には以前と比べて、余裕がありそうに見えることが増えました。

下校のために約束の時間にクラスまで迎えにいくと、半分以上は上機嫌で帰ってきました。その日作ったプログラミングや描いた絵を見せてくれることも増えました。

残りの半分くらいは、登校中に何かがあったようで、少し様子が揺らいでいました。帰れる状態になるまで、少し待つこともありました。

正直に言うと、「毎日4校時受けて、できれば給食まで食べて帰る」というのは、本当は夏休み前までにやりたかったことでした。

本人には、その目標を当時から伝えてはいましたが、実際にはなかなか取り組めませんでした。

短時間登校がうまくいった要因の一つとして、私が一貫して送迎を担当したこともあったと思います。学校で頑張った分を、一度家に戻って昼食を取ることで、少し癒していたのかもしれません。

正直なところ、学校で給食まで食べられれば、時間的にはデイの送迎も使えました。長男はデイが好きでしたので、心理的に難しいことはありませんでした。

長男には送迎のために、私が仕事の調整をしていることも時折話すようにしていました。同時に、私の仕事があるからという理由で無理はしなくていい、あなたが一番大切なんだから、と伝えるようにもしていました。

その結果として、学校にいる時間を延ばしていくという計画が、当初の想定より遅れたのだと思います。

面白いのは、仕事や体調の理由で私以外の人が迎えに行くと伝えた日でした。そういう日に限って、給食まで残ってデイに直接向かうことを、本人が選ぶことが多くありました。

それを見ていると、状況さえ合えば、できることなのかもしれないと思いました。

毎日の時間割作りについても、「国語か算数は必ず毎日入れる」「自立活動は1日1つまで」といった取り決めをしていました。でも、結果的に変わっていることも結構ありました。母親と頑張ろうとしたことが、その時々の調整の中で、楽な方に流れているように見えることもありました。

それでも、今のペースでいいと思っていた理由

正直、「もっと働きかけるべきなのでは」という気持ちが出てきたこともしばしばでした。

でも実際、学校は本人にとってかなりストレスのある場所でした。

大変なときは、心穏やかに過ごすことを優先していい。「もっと頑張らせるべきでは」という考えが頭よぎるたび、そう思うようにしていました。

夏休み明けのあの順調さが、長男自身が成長して余裕を持てるようになったからなのか、いろいろな条件がたまたま噛み合っていただけなのか。正直、その時はまだわかりませんでした。

もしかしたら、その両方だったのかもしれません。

わからないまま、そのときのペースを大事にしながら、時々「もう少しやれそうかな」と本人の様子を見ながら探っていました。

学校での学習との向き合い方については、以下の記事に詳しく書いています。

▶︎「みんなと同じ」が学ぶ力になったー短時間登校後に変わった学習との向き合い方

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