こんにちは。hug-mamaです。
年度末が近づいてきました。仕事も私生活も、これまでの1年を振り返り追い込みにかかる時期です。例年落ち着かない時期ですが、少しずつ自分で調整できるようになっている長男の成長を、嬉しく思う今日この頃です。
前回はワーママとして忙しいながらも仕事と家庭に奔走していた中で、長男の特性と向き合うことになった私の心境の変化についてお伝えしました。
キャリア編4回目・最終回の今回は、揺れながらも自分らしくいられる道を模索し続ける今の私のキャリア観についてお伝えします。
支援と調整に追われた、現実の始まり
未就学児だった長男に支援が必要とわかったのちの私は、長男がより良い毎日を過ごせるよう、学校や役所、医療などと関係各所との調整に腐心しました。特に福祉と医療につながるための数カ月は、早退や急な休暇の取得を余儀なくされることが続きました。
幸いにも会社の理解があり、仕事である程度の裁量を与えられていたことや同僚の協力があったことで、なんとか乗り越えました。
一方で、各種手続きが済んだ後には、「日常」が戻ってきました。ここでいう日常は、未就学児の長男の特性と向き合い、乳児の次男を抱えたフルタイムワーママの生活です。
長男の様子に困惑しながらも何もできず、右往左往していた頃より手探りの不安は減ったとはいえ、全くなくなったわけではありません。
特性は千差万別で、長男にとって何が混乱の原因でどうしたら落ち着いて過ごせるかは、まだまだわからない状況でした。まさにトライ&エラーを繰り返す毎日でした。
幼稚園と併用して療育に通うようになってからも、長男はなかなか環境に馴染むことができず、療育を転々としました。その度に発生する調整や会議に追われ、送迎対象外地域の療育に通うために昼食時間に一時的に社を抜けて送迎することもありました。いずれも、社の理解がなければ乗り越えられませんでした。
手放すことを考え始めた日々
改めて思い出しても、なんて恵まれた環境で働けていたのだろうと感謝しています。一方で、こういう状況がいつまで続くかわからず、ずっと続けるわけにもいかないという気持ちも持っていました。
仕事に打ち込めないことを申し訳ないと思うと同時に、正直、綱渡りの毎日に疲弊していたのだと思います。次第に退職や勤務形態の変更を考えるようになりました。勤務時間を短くすれば、長男のケアをはじめとする家庭と仕事、そして私自身の心のバランスが取れるのではないかと考えたためです。
上司との面談の機会にプライベートの現状やフルタイム正社員としての勤務続行に限界を感じていることを相談したことがありました。上司は現状に理解を示した上で、業務ではできる限りやっていると評価しており、今のところ心配する必要はないといってくれました。その上で、会社の制度をきちんと確認して、正社員の座を失うことなく働き続けられるように、人事部との面談を勧めてくれました。
人事部との面談では、自社の福利厚生や勤務時間等の調整が可能なことを助言してもらいました。「正社員としてキャリアをつなげることが、あなたの助けになることがあるはず。今をどう乗り切るかを一緒に考えましょう」と話してくれました。
一人で考え、一人で煮詰まっていた私にとっては、上司や人事部からの言葉は天からのびた蜘蛛の糸のように感じました。
もう一度、自分の人生を取り戻す
会社との調整を経て感じたことは、自分を追い込みすぎていたということです。母として長男をなんとかしてあげたいと思う一方で、中途半端な仕事しかできていないと強く感じるあまり、私はこれまでの自分の人生を捨てる直前まで追い詰められていました。
上司や人事部との面談を経て、「仕事」という、私にとってはとても重要なもう一つの軸を思い出しました。
そして、徐々に「長男は私ではない」「長男の人生は、長男のもの」「私ができることは何でもやるけれど、自分の人生と同一視してはいけない」と考えられるようになりました。
ここまで書いてきた迷いや揺れは、過去の話ではありません。大きな課題が目の前に立ちはだかるたびに、いっそのこと逃げたい、仕事を捨てて楽になりたいと思うことは、今でもあります。きっとこれからも、何度も何度も迷うでしょう。
ただ、自分らしくいられる仕事を続け、自分の人生をきちんと生きることー。
そのことがきっと、私にとっても長男にとっても、家族全体にとっても大事なことなのだと、今は思っています。そのためにも、これからも迷い、悩みながら選び続けたいと思っています。
数回にわたって私のキャリアについて綴ってきましたが、これらの選択の背景には、長男の特性と向き合う日々があります。
次回からは、再び長男との日常に焦点を当て、私たち親子が歩んできた道のりについてお伝えしていきます。


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